代表挨拶

代表挨拶

初めてカンボジアを訪れたのは、1999年。アンコールワットへの旅行でした。

その後、2003年にラオスで働いていた私は、プノンペンを訪れました。

そこで、ゴミ山に行き、働いている子供達を見て、衝撃を受けます。

ゴミの自然発火による煙の中、裸足や素手でゴミをあさる子供達。

街中には、たくさんの物乞いの子供達がいて、ずっと話しかけてきましたが、

ゴミ山の子供達は観光客である私には目もくれず、ひたすらゴミを拾い続けていました。


私は彼らの姿を見てから、ずっと考え続けました。

ゴミ拾いの仕事だけでは体に悪いのではないか、

親達に言われ、勉強にも行けずに、ゴミ拾いをするのは、どんな気持ちなのだろうか、

彼らのために、何かできることはないだろうか。

そして、2005年、子供達の将来の可能性を少しでも広げられるように、

子供達の教育支援の団体、愛センターを立ち上げました。


2016年10月、愛センターは12年目になりました。

今では、ほとんどの子が公立の学校に通いながら、愛センターに通ってきています。

公立の学校では身につけられない、深い知識、広い知識を身につけられる、

先生が好き、友達がたくさんできた、

外国人ボランティアと話せるのが楽しい、など

子供達が愛センターに通ってくる理由はさまざまですが、

みんな、勉強が楽しい、勉強が好き、という点では一致しています。


11年間の私たちの歩みは、試行錯誤の連続で、歩みは決して早いものではありませんが、

たくさんの支援者やボランティアの方に支えられながら、

毎日子供達を授業に迎え入れることができています。

センターの卒業生から、センターのスタッフとして働いているスタッフがいることも

少しずつですが、自分達の頑張りが実になっていると考える要因です。


これからも皆さんの力を借りながら、しっかり前に進んでいくつもりです。

よろしくお願いします。

                    

                    カンボジア・愛センター 代表 渡辺 藍


略歴

山形県出身。一級建築士、日本語教師。

東京理科大学理工学部卒業後、住宅メーカーに勤務。

その後、ラオス、カンボジア、ベトナム、インドで日本語教師として、勤務。

ラオスでは、建築コンサルタントとして、

コミュニティーセンターの設計・施工管理も担当。

帰国後、一橋大学大学院で日本語教育を修了し、現在は日本語関連の仕事に従事。

カンボジアには、2003~2005年プノンペン、2009~2010年シソポンに滞在。

民間学校と大学(青年海外協力隊)で日本語を教える。